ハビタ上越インターナショナル

HABITA上越インターナショナル 有限会社匠小山住建
メールでのお問い合わせはこちら

» 2012 » 4月 » 13のブログ記事

24時間換気+冷暖房

投稿日: 2012-04-13

24時間換気+冷暖房

 

アメリカで「シック・ビルディング・シンドローム」いわゆるビル病が問題になってかなり経つ。近代的な省エネルギービルで入居者の目まい、吐き気、頭痛、平衡感覚の失調、眼・喉の痛み、などの身体の不調を訴えるケースが続出したのだ。その原因として、換気量の低さや空気汚染が指摘された。

 

ところが、このビル病が住宅にも波及し、「シック・ハウジング・シンドローム」の言葉が出てきた。直訳すると「病気の家」。具体的には室内の空気が汚れている意味で「病んでいる」家のこと。

 

わが国の住宅は、省エネルギー化のために高気密・高断熱化を急速に進めている。その一方で、換気不足になり、結果としてカビやダニの発生を促すことになる。高温多湿という環境条件のもとで繁殖するダニにとって、気密性の高い住宅は願ってもない住まいだ。

アレルギー性の喘息、鼻炎、アトピー性皮膚炎などが増えているのも、このダニが原因と言われる。

 

しかし実は、家自体にそれほど大きな問題がないとしても、日用生活品や食生活などのライフスタイルが原因でシックハウス症候群になってしまう場合もある。

布団、カーペット、カーテン、食品添加物、食器洗剤、洗濯用洗剤、漂白剤、殺虫剤、化粧品、整髪料、テレビ、パソコン、電子レンジ、電磁調理器、芳香剤、おもちゃ、ぬいぐるみなど。人体に有害な化学物質が含まれている日用品は、私たちが知らないだけで、実は数多く存在している。つまり、家が病んでいなくてもシックハウス症候群になってしまう可能性がある。

 

日用品を選ぶときには、意識して体にやさしいものを選ぶように心がけることが大切で、それはつまり家づくりにも同じことが言えるだろう。