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キニナルマドリ Vol.1

投稿日: 2012-04-03

本日よりWeekly HABITAの記事を少しだけ紹介していきます。

 

 

キニナルマドリ

テラスに包まれる都会の家

 

 

 

 

まいはまい

幼児期の環境は大切

 

ノーベル賞で有名なドイツの動物学者コンラッド・ローレンツ博士はさまざまな動物の生態を観察し、その行動の意味するところを解き明かした。研究によると、ハイイロガンのヒナは生まれて間もなく、自分の目に動くものを感じるとそれが親だと認識するという。自然界では、最初に目にする動く物といえば、親鳥である。したがって、ヒナ鳥は親鳥を正しく認めることができるのである。この本能があるおかげでヒナは生きのびることができる。

 

しかし、何かの手違いで、最初に目にする動ものが、たとえば水亀だったとしたら、ヒナ鳥は水亀を親だと確信する。ここで重要なのは動くということであって、形や大きさ、色、ましてや相手が鳥であろうがなかろうが、そんなことは一切関係ないのである。

 

ローレンツ博士は自分がハイイロガンのヒナを孵化させ、見事親になることに成功した。博士の行くところどこへでもヒナたちがついてくる。その姿は想像するだけでもいかにもユーモラスだ。責任感の強い博士は、自ら木の上から飛んで見せ、ヒナたちに飛び方を教え、立派に巣立たせたという。このように、動物の成長の初期のうち、ある特別な時期に、その脳に一生涯残るような特殊な影響を与えることをインプリンティング(刷り込み学習)と呼んでいる。

 

人間にとっても、このインプリンティングは重要なことである。さまざまな才能を伸ばすためにも、環境というのは大切になってくる。人間の能力、性格は幼児期に形成されるため、どういう環境で育ったかが一生を左右するほどの影響力をもつようになるだろう。住まいの環境も、子どもの成長に大きな影響をもつため、家を建てるということは夫婦だけの問題ではないのである。

 

 

以上、Weekly HABITA 72号より抜粋でした(^∀^)

次回もお楽しみに